時を重ねるほどに美しさ溢れる髪に
コロナ禍でリモートワークやオンラインでのコミュニケショーンが多くなり、
自身の姿を目にする機会が増えて、意外と気になってくるのが髪の悩み...トップが潰れる、髪が細くなった、艶がない、パサつき...挙げればキリがない大人の髪悩みは深刻です。
シャンプーのCMのように毎日のケアで以前のようなしなやかな髪に整えたいけれど、自分の髪にはどんなアイテムがベストなのか...
イマイチよく分からない...
と悩む女性も多いはず。
そこで、正しいシャンプーの在り方やサロンで専売品を選ぶ理由をインタビュー!

今回のインタビューは、百貨店化粧品バイヤーの経験をもとに、美容コーディネーターとして活躍する弓気田みずほさん
スタイルづくりのベースはシャンプーから始まる
ヘアケア品を身近なドラッグストアで購入される方は多いですが、ドラッグストア品とサロン専売品にはどんな違いがありますか?
これはあくまで個人的体感ですが、ケアできる守備範囲が広いという点がいちばんの違いではないかと思います。
種類も多様化している中一言では言えませんが、ドラッグストアの商品は「今ある髪」に対して表面的なアプローチしコーティングするものが多いと感じます。
一方エスタージュをはじめとしたサロン専売品は、豊富な美容成分を髪の内部まで届けて留める力に優れているだけでなく、頭皮の状態を整えることにも配慮されたものが多いので「今ある髪も、これから生えてくる髪を育む頭皮も」考えた商品設計になっている点がポイントですね。
今生えている髪のダメージを修復するだけでなく、美しく健康な髪を生み出す頭皮までを整える、先を見据えたケアをできるかどうかが大人女性のシャンプーやトリートメント選びの基準になると思います。
特に根元のボリュームが出なくてペタンとしてしまう、アイロンでのスタイリングが決まらなくなった、というようなヘアスタイルの悩みも、髪そのもののエイジングが原因のことが多いんです。
なりたいヘアスタイルをつくるためにはまず髪そのものの質が大切ですが、毎日のスタイリングやカラーリングなどのダメージに加えて、エイジングに伴って髪が細く、
もろくなってきます。
毎日使うシャンプーやトリートメントで必要な成分をしっかり補うことが、思い通りのヘアスタイルを叶える土台づくりにも大切なんです。


複雑化する大人の髪悩み。まずはプロに相談を
大人女性の髪悩みとは?
私も年齢とともに髪が細くなってきたり、うねりやねじれのある、いわゆる捻転毛が増えてまとまりにくくなったうえ白髪も出てきて、悩みが深まるばかりです。
根元がぺしゃんとするのに毛先はパサつくというような、複雑な悩みも出てきますよね。
一般的な「しっとりタイプ」「さっぱりタイプ」のヘアケアでは対処しきれないのが大人の髪だと思います。
髪や頭皮がこれまでとは変わってきたと感じたら、ぜひ髪のプロに相談を。スキンケア選びに迷ったときは、信頼できる美容部員さんにアドバイスを受けるという人も多いと思います。
髪や頭皮のケアも同じで、たくさんの女性の髪を扱ってきた美容師さんの話を聞かないのはもったいないと思います。
自分の髪のことは意外にわからないものですし、頭皮のコンディションは肌よりも見えにくいもの。
自分だけの思い込みや口コミだけで判断するのは、少々早合点かも知れません。

サロン専売品はプロが選んだ、大人の髪の強い味方
どんな商品を選べば良いのでしょうか?
髪のダメージというと、まずキューティクルの傷みを想像しますが、サロン専売品のヘアケアはさらに内側までアプローチできます。
美しい髪に欠かせないタンパク質をしっかりと補い、しなやかさやハリを与えてくれます。
さらに紫外線や皮脂などによる酸化から髪と頭皮を守り、頭皮のエイジングケアにも配慮されているものが多いですね。
エスタージュは特に、年齢とともに髪がまとまりにくくなってきたり、ボリュームのなさが気になるなど悩みの増えてきた人にぴったりだと思います。
私自身もうねりや乾燥で髪のごわつきが気になるのですが、洗っているときから指通りが変わってくるのを感じました。
仕上がりも「コーティングしてます」感のない、内側からしなやかな手触り。
シャンプーの泡で「泡パック」をしたり、トリートメントを毛先になじませてコーミングするなど、ひと手間かけて使うと、自宅でもかなりハイレベルなケアができました。
製品のクオリティに加えて、自分のコンディションに合わせた組み合わせや使い方を知ることができるのも、サロン専売品の大きなメリット。
自分でヘアケアを選ぶときには、「しっとりタイプ」「さらさらタイプ」などラインを統一することがほとんどだと思いますが、
サロンではプロならではのキメ細かいアドバイスも受けられます。
毛先にはまとまり感が欲しいけれど、髪の根元にはふんわりしたボリュームがほしい、といった大人の女性ならではの悩みには、あえてシャンプーはさらさらタイプ、トリートメントはしっとりタイプというようなクロス提案や、アウトバストリートメントとスタイリング剤の相性など、これまで知らなかった知識を得られます。
「サロン帰りの髪」を自宅で長持ちさせるためにも、ぜひ美容師さんからホームケアの提案を受けてみてほしいですね。


PROFILE
弓気田(ゆげた)みずほ
㈱ユジェット代表/美容コーディネーター
元・伊勢丹新宿店バイヤー。
在職時に、百貨店初のブランドの垣根を超えたカウンセリングサービス
「ボーテ・コンシェルジュ」を立ち上げる。
退職後独立、㈱ユジェットを設立。
化粧品メーカーや商業施設へのコンサルティングを行う。
美容誌や女性誌等のメディアでは、正しい化粧品選びの指南役として幅広く活動中。
